本日体育館で一堂に会して終業式を行いました。そこで私からお話しした内容を下記させていただきます。
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1学期の終業式は過去2回とも、3年生には受験に向かってまっしぐら、頑張ってね、とか、2年生には中だるみするなよ、とか、そして1年生には規則正しい生活を、とか本を読もうとかお話ししました。これらのことはもちろん今年度もお願いしたいのですが、今年は違った話をさせてもらいます。それは今年の気候、夏の暑さから感じたことです。
皆さん、ほんとに暑いですよね。私は冗談抜きに恐怖さえ感じます。そこでちょっと調べました。私自身が高校生だった1977年から1979年と、皆さんが高校生である時期とほぼ合致する去年までの3年間の平均気温の変化です。データのソースは気象庁、地域は東京です。まず私が高校生だったころ、今から46年から48年前ですが、その時の6月から9月までの平均気温がちょうど25度。それに対して2022年から2024年までのそれは、26.5度。1.5度上昇しています。また7月と8月の2か月に絞ると、私の高校時代は26.7度に対して、今は28.4度と上昇幅がさらに大きくなっています。夏の時期だけでなく、年間を通した変化で見ると、16.3度が17.2度になっており、夏の時期に絞った数字ほどではありませんが、それでも1度近く上昇していました。
更に言うと、2023年と2024年の7月の平均気温はいずれも28.7度なのですが、これは気象庁が150年前に統計を取り始めて以降、7月の平均気温として最も高いものです。8月の数字もこの2年が1位と2位で29度を超えています。年間平均気温もこの2年間が17.6度で同点1位。今年のデータは6月まで出ていますが、今年の6月の平均気温は24.7度で、これも史上最高気温です。暑いはずですよね。ちなみにそれまでの6月の最高気温を記録したのは、私が高校3年生だった1979年で、24.4度でした。ちなみに、大阪の数字ですが、今年7月の今日までの1日の平均気温はなんと29.9度。これは昨年の29.6度を上回る、史上最高温です。このままではパリ協定の目標達成は極めて難しい状況です。この暑さの原因はいろいろと語られますが、私はやはり地球の温暖化が大きな原因の一つと思っています。海水温も上昇していることが大雨の原因になっています。ちなみに気温が1度上昇すると、空気中の水蒸気の量は7%増えるらしいです。7月の集中豪雨の発生頻度は過去45年間で3.8倍に増加しており、その多くが線状降水帯によるものとされています。これらのことは大概の人がなんとなく知っている現象ですが、大切なのは、問題点の把握と分析にのみとどまらず、これらの問題をどのように解決するのかと言うことです。そこで私は考え、一つの思いに行き着きました。これから話すことは、あくまでも私大川の個人の考えであり、学校や組織の考えではないので、そこは注意して聞いてください。
最近どうしても気になるのが、この地球温暖化のことと、話は変わりますが、ロシアウクライナ紛争やイスラエルのガザなどへの攻撃がいつまで経っても終わらないことです。以前から思っていたのですが、こういった戦争に使われる武器や兵器ほど無駄なものはないですね。人や物を壊すことにしか使われません。それらのために人間たちは年間いくらお金を使っているか知ってますか?世にいう軍事費は世界合計で2024年は約380兆円、日本の今年度国家予算の3倍以上です。また、兵器製造市場は2024年で約2,000億ドル、これは30兆円に匹敵します。自国用に製造している金額規模はなかなかデータが見つからなかったのですが、先ほどの軍事費の30%、100兆円以上は費やされていると想像します。これだけのお金を、何ら付加価値を生み出さぬものに費やしているのです。勿体ないことですよね。私の考えは、世界の国々が一斉に、まずはこの100兆円を、兵器等ではなく、地球の温暖化防止のために有効な機械設備の研究、開発と製造に費やすこと、この仕事は従来兵器武器を製造してきた企業にお願いすることで、彼らの倒産危機を回避し、社会不安を払拭します。お金は、100兆円兵器や武器を購入したつもりで各国が応分に負担します。現在の世界の為政者を見ると、この考えに乗ってくる人は、特に大国にはいないでしょうが、ひょっとしたら過去のアメリカのオバマ元大統領や、旧ソ連のゴルバチョフ元大統領のような方々が揃う日が来るかもしれません。そうしたら可能性はあります。そうでもしないと人類や地球が滅びてしまうのではないかとの危機感を感じますので、あえてこの猛暑に紛争解決を結び付けてこんな話をしました。何度も言いますが、これは私の個人的な発想です。この考えを押し付けているわけではありません。ただみんなにお願いしたいことは、私の場合は地球温暖化と、紛争が大変気になったのでそれらを課題として考えましたが、是非皆さんも現在世界で生じている様々な事象に対する自分なりの問題意識と、その具体的な解決策を、理想でも良いので考えてみてください。1年生は既に探究の授業で同様のことに取組んでいると思いますし、2年生にもSDGsに取組んでくれているので、引き続き興味を持って考えてほしいです。また受験勉強にいそしむ3年生も勉強の合間に今日私がお話ししたような発想も含めて思いを馳せてみてください。尚、物事を考察する際には、今日私が示したように、極力数字的根拠、データ等を調べて用いながら取り進めることで説得力が増すと思います。意識してみてください。また、人間は解決が難しくてできそうにないことに直面すると、往々にしてできない理由ばかり探し始めますが、これだと先に進めませんので、多少の無理を覚悟で、まずはできる方法を見つけるようにしてみてください。
では皆さん、しつこいですが暑い夏になりますね。くれぐれも体調管理には気を付けて、夏休み明けにまた元気な顔を見せてください。以上で私からの話を終わります。
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