【校長ブログ】令和8年度 第1学期終業式


冷房が効いているはずの体育館ですが、この猛暑と1,000人以上の高校生の熱気が重なると、やはりあまり涼しさを感じるところまではいきませんね。そんな中、本日令和8年度第1学期の終業式を行いました。私からお話しした内容を下記いたします。
Quote:
皆さん、この1学期はどうでしたか?新学期当初に何となく、あるいははっきりとイメージした目標があるかと思いますが、学業、部活、趣味、私生活それぞれにおいて順調に進んでいる人、そうでない人、いろいろかと思います。夏休みは、1学期の自分の歩みを振り返り、ギアチェンジできる良い機会ですので、まずは是非自分を見つめ直してみてください。
その上でまずは3年生。3年生は最早もう次のステップに向けて勉強するしかないですね。誰のためでもない、自分のためです。ただ、心身の健康とメリハリの利いたリラックス、他の人への思いやりの気持ちだけは意識しておいてください。2学期にさらに大きくなった君たちに会えることを楽しみにしています。
2年生へ。恥ずかしいのを覚悟で一つ私自身の話をします。私が高校2年生だったのは48年も前ですが、今でも後悔しているのは、この2年生の夏ごろから中だるみしてしまったことです。勉強も生活もです。今思えば、目の前のいろいろなことから逃げていたのかもしれません。その結果、その中だるみのしわ寄せを取り返すために大変苦労をしました。取り返しきれなかったこともあります。2年生のみんなには、私が中だるみしていたくせに言いづらいのですが、決してそのようなことのないよう、切に願います。規則正しい生活のもと、生活面、学習面はじめ、様々なことに真摯に向き合う心が大切です。そして、この夏休みに「自分はこれをしっかりやり切ったぞ」ということを1つ以上~自分の糧になるのであればなんでも良いです~成し遂げてください。読書でもいいですし、社会活動でもスポーツでも、問題集でも。そうやって、達成感と自信を積み重ねていくことが、人としての厚みに繋がっていくと信じています。よろしく頼みます。
1年生へ。高校生活のリズムに慣れてきたところでの夏休み入りとなりますが、せっかく体に馴染んだ体内時計を壊さずに、規則正しい生活を心がけてください。そして校長からのお願いとしては、この休みを利用して、スマホを本に持ち替えて、是非本を1冊以上読んでみてください。分厚くない本で結構です。少し難しめの文章に挑戦することで、論理的なモノの見方や考え方を身に付けるのもよいですし、真面目で切ない恋愛小説を読むことで、人の心の機微を感じることでもよいと思います。良い意味での非日常を楽しむことで、新しい自分を発見してみてください。
さて全校生徒の皆さん。最近感じたことを一つお話しします。先月から今月にかけてはサッカーのワールドカップの話題が目立ちましたね。日本は残念ながら決勝トーナメント初戦で王者ブラジルに惜敗してしまいましたが、あと一歩で世界のトップレベルに追いつくところまで来たと感じます。日本が初めてワールドカップに出場できたのは1998年、今から28年前です。プロサッカーリーグであるJリーグが始まってから5年後に悲願達成しました。ただ、本番の予選リーグでは、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに3連敗し、決勝トーナメント進出は果たせませんでした。以来、今年の大会まで8回連続ワールドカップに出場、決勝トーナメント進出は5回、特に2018年から3大会連続決勝トーナメントに進出しており、もはや日本にとって予選リーグを勝ち抜けるのは当たり前となってきました。では、どうして日本はこんなに強くなってきたのでしょうか?理由はいろいろとありましょうが、私は、日本を飛び出して、海外に活躍の場を求める選手が出始めたこと、彼らが活躍し始めて日本選手に対する海外のサッカー界からの見方が変わり、ますます海外で活躍する選手が増え、世界標準に近づいてきたこと、この好循環が最大の要因だと思います。1998年当時のメンバーは全員Jリーガーで、日本国内でプレーする選手ばかりでした。今回のメンバーは26人中23人が海外のクラブで活躍しています。敢えて箕面高校の校長的に言わせてもらうと、元々日本の強みであった、いわゆる和親協力の心のもとで培われてきた組織力の上に、個々の選手が自主自律のもとで技術力や精神力のレベルアップが加わったことで、日本ならではの強みが増したことでしょう。皆さんも是非今まで以上に海外に目を向けてください。みんな海外大学をめざせ、なんてことを言っているのではありません。もちろんそれも一つの大きな手段となりますが、それだけではなく、常日頃から世界の情勢を意識し、近い将来、海外にも自らのステージを見つけようとすることで、必ず総合的な人間力が高まります。地元は心地よいですし、特に大阪はそう思いますが、一歩踏み出して、その殻を破ってみる気持ちと行動力を持ってほしいと思います。そんなことも考える夏休みにしてください。
最後に、言うまでもなく、何よりも健全な身体と心がすべての活動の前提とベースになります。それらを養うのは、最終的には皆さん自身です。そして今の行動や今の思いがいずれ必ず自らに影響を与えます。良い意味でも悪い意味でも受け止めるのはすべて自分。決して他人のせいにしない。これが自己責任です。夏休み明けに更に成長した皆さんに会えるのを楽しみにしています。それでは、これで私の話を終わります。
Unquote: