昨夜からの雨もあがり、厳粛な雰囲気の中で卒業式を迎えることができました。昨日入学したような気がするくらい、あっという間の3年間。色々な経験を卒業生のみんなはしたと思います。
校長の卒業式式辞の一部を抜粋して、新しい門出に向けた応援としたいと思います。
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校長卒業式式辞より(抜粋)
十八歳の自分へ
一、本を読んで下さい。成功している人は、みな共通して本を読んでいます。目安は一年間で3万ページ。1日100ページが目安です。
二、人生、気軽に行きましょう。大変なことはたくさんあります。特に20代は苦労して下さい。ただ、意外と何とかなるものです。しんどい時は深呼吸をして、空を見上げて下さい。困った時は、誰かに気軽に相談してみましょう。また、他人と比較しても何の意味はありません。自分らしく行きましょう。
三、自分の世界を広げるために、定期的に旅に出て下さい。また大学や仕事を始めたら、その世界とは違う人と週に一回は会って下さい。そして「素敵な人」とつながって下さい。そこで得られた人脈こそが、あなたの最高の財産であり、人生を豊かにします。
四、人に優しくしましょう。それは、単に甘い言葉を他人に言うという意味ではありません。本当の意味での優しさは、多くの人が言いたくないことを言う厳しさ、ないしは、叱ってくれる人を大事にして下さい。叱ってくれる人はあなたに対して、愛情を持っている証拠です。
五、守破離(礼儀)は大事にして下さい。どんなところでも認識は必ず行動に出ます。気をつけましょう。一番大事なのは、挨拶や謝罪、感謝を必ず言葉にして伝えて下さい。
六、すぐに成功することはありません。下積みを大事にする人が成功します。人の嫌がることを率先している人をちゃんと周りは見ています。派手な仕事より、丁寧で泥をかぶる人こそ、信頼を得ることができます。
七、チャンスは必ず来ます。しかし、それは一回だけです。2度は来ません。失敗を糧にそのタイミングと選択する勇気を身につけて下さい。
八、物事を+に見るか、-に見るかで人生は大きく異なります。ネガティブな発想の人には、ネガティブな出来事が、ポジティブな発想の人には、ポジティブな出来事が、起こります。
九、できない理由を探すのをやめ、実現する方法を議論しましょう。ほとんどの人は出来ない理由を探しがちです。勇気を持って対案を用意し、できる方法を探す人こそが真の勇者です。そう言う人たちに囲まれるようにしましょう。
十、人生は「逆張り」した人に最大の価値が生まれます。みんなが「きっとそうだ」と信じていることを疑ってみて下さい。答えはその対極にあることがあります。みんなが無理だ、出来ないと思っていることに挑戦すること。そこに、本当の価値があります。
もう一度、十個のことを伝えます。
一、本を読もう。
二、深呼吸しよう。人生は意外となんとかなる。
三、旅に出て、視野を広げよう。
四、叱ってくれる人を大切にしよう。
五、礼儀を大事にしよう。
六、下積みを大事にしよう。
七、チャンスは一度しか来ない。
八、物事をポジティブにとらえよう。
九、出来ない理由より実行するための方法を。
十、人生は逆張りしよう。
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卒業生のみんなに明るい未来が来ることを祈っております。
箕面高校 教職員一同
校長 日野田 直彦
