【校長ブログ】キャリア教育「ラケットをペンに持ち替えて」


昨日、私のロサンゼルス駐在時代に親しくなった友人の一人、毎日新聞社社会部デスクの長野宏美さんに当校にお越しいただき、第2学年の皆さんに対して「ラケットをペンに持ち替えて」という題で講演をしていただきました。長野さんは、かつてプロテニスプレーヤーとして、グランドスラムと言われる4大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)すべてに出場経験のある方です。
テニスプレーヤーとしてのご経験から、小さな失敗の積み重ねから学ぶことが大切であることを感じ、また、テニスで世界を広げたことでDiversity and Inclusionとその重要性を知ったとのお話がありました。一方で、テニス選手として引退に直面した時の苦悩についてのお話の後、それを乗り越えて道を開くためには、好奇心、持続すること、柔軟性、楽観的に考えること、そしてリスクをとることが肝要であるとのお言葉をいただきました。
そして、当校のミッションにもある、「チャレンジ」の重要性にも触れていただき、生徒諸君の可能性は無限大であるし、答えは一つではないとの強いエールもいただきました。長野さんのメッセージは、第2学年の生徒諸君のみならず、一緒に傍聴していた先生方の心にも響いたものではないかと思っています。私自身も様々な点に関して、「気づき」のヒントをいただいた思いであり、お忙しい中お時間を割いてくださった長野さんに感謝の気持ちで一杯です。
今後も、自分が過去民間企業勤務時代に培った人脈を活用させていただきながら、一味違うキャリア教育の実現を図っていきたいと思います。