【校長ブログ】令和6年度 LETS合同発表会・インターナショナルフェスティバル


1月25日(土)にホテルアウィーナ大阪で、今年度のLETS合同発表会・インターナショナルフェスティバルが開催されました。
インターナショナルフェスティバルは、国際関係学科を設置する府立学校が、互いの横のつながりを大切にしながら切磋琢磨することを目的に、18年前から各校の国際関係科長が構成員となっている国際関係科研究会が中心となって実施してきた伝統あるイベントです。4年前からは教育庁のサポートを得た、LETS合同発表会と一緒に開催されることになり、国際関係学科を持つ府立学校のこの時期におけるレギュラーイベントとして定着しています。

今年のインターナショナルフェスティバルには、レシテーション部門で1年生の寺本さんが、またスピーチ部門では2年生の平澤さんが学校を代表して参加。2人とも、多数の観衆の前で多少の緊張を感じながらも、落ち着いて堂々と英語で話してくれました。自分が高校生の時には決して2人のようなレベルの高い英語スピーチなどできなかったでしょうね。しっかりと務め上げてくれた2人を誇りに思います。

LETS合同発表会はポスター発表で2年生の2人が「紙ing(カミング)Back Project」と題して、学校で生じる古紙の再利活用のアイディアを披露、聞いてくれた方々からの質問にもしっかりと回答してくれました。事業として成立するレベルにまで研究を高められたらいいですね。
オーラル発表は参加校のトリを務めました。食品ロスへの取り組みとして、消費期限が迫った商品に貼る割引シールの記載を、割引商品を消費者がより買いやすくなり、販売店や企業のブランドイメージも向上させるべく、従来の割引シールのように単に「本体価格の〇〇%引き」とするだけでなく、地球環境に貢献して食品ロス減少に繋げているということを示すような、行動が極めて前向きであると感じられるような割引シールにするのが効果的ではないか、という内容です。聴衆の印象に残るようなわかりやすい発表でした。驚いたことに、偶々当日の朝のネットニュースで、ファミリーマートが正に皆さんが考えたものと類似したコンセプトで、おにぎりや弁当の値下げシールを3月から変更しようとしていると報じられていました。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2501/25/news049.html

リテイルのプロが考えるのと同レベルの発想をしてくれたことは素晴らしいと思います。このアイディアを実現できぬかと考え、前職のリテイル部門(首都圏を中心にサミットというスーパーを130店舗以上展開している)の担当役員に検討をお願いしましたところ、簡単ではないが住商内で検討してみるとのお答えを直ちにいただきました。ファミリーマートのアイディアは業界内でも注目されているようです。夢が拡がります。
参加した生徒の皆さんには本当に良い経験になったものと思います。ご苦労さまでした。是非今後の糧としてください。週末にも拘わらず生徒のサポートをしてくださった先生方もお疲れさまでした。ありがとうございました。

追)アイキャッチ画像にある当イベントのパンフレットの背表紙(左側)は、1年生の大平さんと2年生の松尾さんの制作です。