【校長ブログ】学年懇談会開催


前回のブログで触れたとおり、ゴールデンウィークの狭間の4月30日~5月2日に、授業公開と学年・学級懇談会を開催しました。私自身は、各学年の懇談会の冒頭に保護者の皆さんにご挨拶申し上げました。3学年合計で500人近い保護者の方がご参加された学年懇談会で、私からお伝えしたのは下記の点です。
(1)3年生:
①進路に関して、生徒自身に最後まで諦めさせずにチャレンジしてもらうことはもちろん、我々教職員と保護者の皆様も最後まで可能性を信じて一緒にサポートしていきたい。
②18歳成年に向けて、様々な面で生徒達には「大人度高く」を極めていってほしい。
(2)2年生:
①昨年度、遅刻数を激減させた新2年生だが、中だるみせぬよう学習面や生活面で教職員と保護者の皆様で温度差なく指導していきたい。
②進路の可能性を早々に諦めず、共通テストにも挑戦させるためにキーとなるのが数学。よって、数学の一部の科目に習熟度別クラス制度を敷いた。
③2年生の最初の総合的な探究の時間は、SDGsについて様々な観点からお話し願える有識者を10名集め、10コマの講義から2つ選んで生徒それぞれに考えてもらう端緒となるような授業となる。
(3)1年生:
①大人への階段を上り始める高校生になったので、今までより少しだけ遠くから離れて子供たちを見守る勇気を、保護者の皆様には持っていただけるとありがたい。
②部活動は、箕高生にとって重要な学校生活の一部だが、そのサポートとしての顧問の業務は先生方にとって当たり前のことではない。校長である自分は、先生方の生活と健康を守る立場。少なくとも部活動大阪ルールに則った休養は先生方に確保する必要あり。生徒達もメリハリのある部活動を実践することにより、学業との両立が図れるものと思う。
③総合的な探究の時間(総探)について、その重要性や意義を、当校のグラデュエーションポリシーに落とし込んで、学期初めに生徒達に説明した。繰り返し説いて理解を深めさせ、実践に結び付けていく。自宅でも是非この総探の授業のことを話題にしてほしい。

学校での取組みの意義や意図を保護者の皆様にご理解いただき、平仄を合わせていくことは、ともに生徒の成長と幸せを願う立場同士、極めて重要だと思います。これからも様々な機会をとらえてこのようなコミュニケーションは続けていきたいと考えております。