3年生は昨日から2学期の授業がスタートしていますが、今日からは1・2年生もそろい、本格的に2学期が始まりました。始業式での私のあいさつの内容を下記します。
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1学期の終業式で、暑い今年の夏のことを話題にしましたが、予想通り、7月も8月も過去最上級の暑さでした。そんな中、皆さんはどのような夏休みを過ごしたでしょうか?1学期の終了時点と比べて、何か少しでも進歩した自分を見つけることができるのであれば、それは大きな成果です。それを2学期からの自分の様々な活動や行動に活かしてほしいと願います。
私は8月の半ばに10日強、学校を離れてあちこちをうろついていました。子供たち家族と栃木県の温泉に行ったり、何十年ぶりかで高校のクラスメートと会ったり、このクラスメートと47年前の修学旅行で行って以来久しぶりに、安芸の宮島 厳島神社に妻と行ったり、非日常を楽しみました。
また、よく読書の秋といいますが、私にとっては夏もじっくり本を読める時。4-5冊読みましたが、うち2冊は以前読んだ本の再読。これも新たな発見があって面白いですね。心に残った点を全部話すときりがないので一つだけお話しすると、アメリカの大統領はなぜあれほど強大な権限が与えられているのかということ。例えば民主主義において、国民の代表者で構成される議会の決定事項は最優先されるべきものであるのに、一人大統領だけがそれを拒否できます。そのような権限が与えられているのは、初代大統領のジョージワシントン氏が素晴らしい人格者であったからだそうです。人徳と正しい行いが備わったワシントン氏なればこそ、権力の濫用や私物化などすることなく、国の将来を見誤ることもないであろう、周囲がそのように考えた上での強大な権限の付与でした。実際そのとおりになりましたね。そしてアメリカという国も独立して発展した。翻って現状を見ると、個人的にはため息しか出ませんが、皆さんの観察眼にお任せします。
このような話をすると思い出すのが、フランスでよく使われるノブレス・オブリージュという言葉。聞いただけではわかりづらいですが、このフランス語は、英語でも似た単語があって意味が想像できます。ノブレスは英語でnoble、高貴な、という意味です。オブリージュは英語で言うとobligation、義務に近いかな。要は地位が上がるほど、その責任や義務も増すし、社会から求められるレベルも上昇する、当然私利私欲ではなく全体への配慮が優先される、従ってそれを達成するためには謙虚さも忘れてはいけないという意味です。実るほどこうべを垂れる稲穂かな、という言葉もあります。皆さんはまだ若いので、多少尖がっていても構わないし、むしろ今から謙虚に、などと言い過ぎるとそれは消極的であることや不作為(何もしないこと)の正当化に繋がってしまうのでよろしくないと思います。ただ、これから社会に出て様々な活動をし、また年齢を重ねていく中で、今日の話を思い出してくれればと思いますし、周囲の人間も観察しつつ、自らの行動も見つめていくと良いと思います。
もう一つだけ。今年は戦後80年の節目ということで、それにかかわる様々な情報にメディアなどを通じて触れる機会も多かったことと思います。私が最も印象に残ったのは、8月6日、広島原爆の日に行われた平和記念式典での広島県知事の挨拶と、広島市長の平和宣言です。私が1学期の終業式にお話しした内容とも通じるものがあるぞ、と勝手に思っていました。特に広島市の松井市長の、世界中の為政者の皆さんへの呼びかけは強く心に沁みました。是非一度目を通すことをお勧めします。
さあ、そして2学期が始まりました。3年生は、目の前にある文化祭の成功、それと同時に次のステップに向けてひたすら邁進するという状況ですね。みんなはまだまだこれからガンガン成長します。伸びしろはたっぷりです。しつこく、諦めず、貪欲に、そしていつも言っている、楽しむという気持ちを忘れずに、次の進路への道を歩んでください。また1-2年生は勉強、行事、部活にメリハリをつけて取り組む2学期になりますね。2年生は、早いもので箕面高校生活も後半戦に突入です。前半戦を振り返り、思いも新たに、今後の自分のありたい姿、あるべき姿を見定めていってください。また修学旅行は台湾ですね。私もご一緒させていただく予定です。一緒に台湾を感じましょう。1年生は入学式でも触れましたが、皆さんが受験の際に書いてくれた自己申告書、あれに描いた内容は皆さんの高校生活の原点、初心だと思います。あの思いを忘れずに1学期過ごしてきたでしょうか?うまく行かなかったり、計画よりビハインドであったりしてもいいのですよ。ここで大切なのはPDCAの3番目。自分の行動をチェック、検証して、それを基に次のアクションを考え、実践していってくれること。そうすれば、間違いなく、少しずつでも成長していく君たちがいると思います。
それでは、皆さんにとって飛躍の2学期になることを願い、私の話を終わります。
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