【校長ブログ】岸和田だんじり祭


ブログの執筆に間が開いた上に、箕面高校と直接関係のない話題で恐縮です。9月16~17日に、妻の実家のある岸和田で、だんじり(地車)祭が開催されました。私自身が見物するのは、2019年以来4年ぶりですが、コロナ禍であっても、市内の町々で細々と地車が引かれていたようです。江戸時代の1703年から320年も続いている伝統あるお祭りですので、町の方々には、だんじりを曳行しないという選択肢はなかったのかもしれません。秋に五穀豊穣を願って行われるお祭りは全国にあるでしょうが、重量4トンといわれる山車(だんじり)を市内の町が単位となって街中で引き回すというのは、なかなか例を見ないのではないでしょうか。同じ大阪でも、北摂では見られないと思います昔は今よりも秩序がなく、あちこちで町同士の小競り合いが見られたとのこと。さすがにあまりにも危険ということで、道の角を曲がる「やり回し」は一定の秩序のもとに行われ、小競り合いのような現象は見ませんが、町中の熱気は昔から変わっていないのではないかと感じています。今回、以前より便利になったと感じたのは、「だんじりアプリ」を携帯電話にダウンロードすると、自分の町のだんじりが今どこにあるかが分かるようになったこと。新しいことを取り入れながら、300年以上の伝統は守られていく祭礼、泉州岸和田を盛り上げながらいつまでも受け継がれていってほしいと思います。