先週木曜日に、3年生向けのキャリア教育として、私の今までの海外駐在経験から見た世界についてお話ししました。駐在した時期と場所は、1988年末~1995年がフランス(パリ)とドイツ(デュッセルドルフ)、2007年~2011年が中国(上海)、2014年~2019年がアメリカ(ロサンゼルス)と、大国を節目節目で駐在してきましたので、昭和の終わりから平成、令和と移るその時々の時代背景に触れながら、私がどんな仕事をしながら、どんなことを感じていたかを、あくまでも私個人の意見として率直に伝えました。また、そこで触れた歴史をベースに、今後の日本や世界情勢を考えるにあたって注目しておくべき点にも触れました。
こういった話の前に、冒頭で私の生い立ちや高校生の頃の話もしました。高2の時に少し中だるみしてしまったことは、1学期の終業式でもお話ししましたが、その時以外は、児童、生徒の頃から今に至るまで、一生懸命真面目に物事に向き合ってきたと、自信を持って言えます。
今回お話しした3年生のみならず、箕高生のみんなには、いま世界で何が起きているのか、その背景にある歴史とこれからどこに向かおうとしているのか、そのプロセスの選択肢にはどのようなことがあるのか等について、常日頃から考えてほしいと願っています。皆さんの今の暮らしや、今後の生活に深く関わってくることが多々あります。箕高生には偏りのない広い視野と、多様化した社会を受容する心を持ってほしいと願っていますので、その一助となると信じて、今後も機会あるごとに自分の持つ知識や経験、思いを伝え、また時には私からの一方通行の話に留まらず、生徒の皆さんとdebateもしていきたいと思います。講義後の3年生からのフィードバックを全て拝見し、そんなことも考えた次第です。
