【校長ブログ】キャリア教育「オリンピアンから国連職員へ」


昨日の木曜日、競泳の元アトランタ五輪代表の井本直歩子さんに、1年生を対象にキャリア教育講演をしていただきました。
今年7月に2年生のキャリア教育講演を長野宏美さんにお願いした際に、長野さんから井本さんのことをご推薦いただき、通常はアフリカのモザンビークでお仕事をされている井本さんにご連絡したところ、本校が予定している日程の頃は丁度日本にご帰国されており、ご来校も可能とのお返事をいただきました。そして昨日の講演に至った次第です。
井本さんは1996年のアトランタ五輪競泳日本代表で、現役引退後は2003年より国際協力機構 (JICA)、2007年より国連児童基金 (ユニセフ) のスタッフとしてシエラレオネ、ルワンダ、マリ、ハイチ等、世界各地の発展途上国で平和構築、教育支援に従事されました。2021年にユニセフを休職され、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会ジェンダー平等推進チームアドバイザーに就任。その後、一般社団法人SDGs in Sports代表としてモザンビークに在住されています。
講演では、井本さんが途上国支援に興味を持った理由、国連職員に就かれるまでの経緯、国連(ユニセフ)での仕事内容等に、途中クイズも交えながら触れられました。そして最後にSDGsの項目の中で「気候変動」にフォーカスされ、「今、地球のために我々ができること」をお話しいただきました。アフリカを含む、世界の子供たちの厳しい現状を知り、生徒のみんなも認識を新たにしたことと思います。私自身もたくさん学ばせていただきました。井本さんの素晴らしいファ

シリテーションに1年生も応え、双方向の会になったことはとても嬉しく、また頼もしく感じました。今、生徒達の感想等が続々と集まっていますが、自分の将来を考えたり、様々な角度から物事をみつめるきっかけになったりしたことが窺え、大変意義深い講演になったものと思います。井本さんに大感謝ですね。井本さんのますますのご活躍を祈念しつつ、自分に何ができるかを考え、そしてできることを行動に移していきたいと思います。
井本さん、ありがとうございました!