【校長ブログ】夏期休暇


今年は8月7日から18日まで夏期休暇を頂戴し、妻の住む千葉に戻りました。出発前日の6日の晩に、16年前に上海で治療した左下奥歯の詰め物が取れてしまい、7日は自宅で寛ぐ前に、最寄り駅近くの歯科医に直行して、仮の詰め物を入れてもらうという、そんな今年の夏期休暇の始まりとなりました。
8日から10日までは妻と車で福島の会津・裏磐梯方面へ出かけました。初日は河食地形の奇観である「塔のへつり」や「会津 鶴ヶ城」などを周りましたが、それらにもまして最も印象的だったのが、妻が地図で見つけた「中山風穴」。冬季に寒気で岩が冷やされ、その冷えた岩で空気が冷やされて風穴を通って外に噴出しているもので、実際その場所に行くと、相当な冷気。温度計の表示は5℃でした。束の間ですが、天然の涼しさを感じました。



翌日は、山ガール(妻)の指導を得ながら、浄土平から一切経山という山に登りました。頂上に近づくに連れて雨模様の天候となり、「魔女の瞳」と言われる五色沼を頂上から眺めることは叶いませんでしたが、上り下りを弱音一つくらい呟いただけで踏破しました。


最終日はホテル近くの五色沼湖沼群を巡って散策。大学時代に友人と訪ねて以来、40年ぶりの五色沼ですが、鮮やかな色合いは褪せることはありません。1888年の磐梯山の噴火によってできた湖沼群で、流入している火山性の水質の影響や、植物・藻などにより、湖沼群は緑、赤、青などの様々な色彩を見せています。


こうして無事に千葉に戻り着きました。非日常に触れることのできる旅はいいですね。円安の折、当分海外旅行は慎み、国内旅行を楽しみたいと思います。
この旅行の後は、年明けの自宅の引っ越し(千葉⇒神奈川の川崎)に備え、断捨離作業に明け暮れました。この機会にアルバムの写真を整理、書籍や、何となく残していた思い出の品的なものも処分しました。名残惜しいものもありましたが、人生の節目ではこういうことも必要だと自分に言い聞かせての作業でした。今後の作業は妻に追うところ大きく(いつものことですが)、心苦しいものがありますが、新しいマンションでの新たな生活に思いを馳せて、、、というところであります。
そんなこんなで大阪に戻り、昨日から校長室で再稼働しています。金曜日には3年生の授業スタート、来週月曜日は始業式、賑やかな箕面高校に戻るのももう直ぐで、その前の静けさを感じながら、2学期の始業式で何を話ししようかと思案している私です。