【校長ブログ】府立学校長研修~「人権教育の目標」


5月24日(水)に今年度第一回の府立学校長研修に参加しました。教育庁の幹部の方々から今年度の府立学校運営にあたり留意すべき点等を講義いただきましたが、その中の大きなテーマの一つである「人権教育の推進」という項目において、冒頭のページに「人権教育の目標」として、
・自分は大切・他の人も大切・それが具体的な態度や行動に現れるようにすること、
と掲げられており、私自身に沁みついている二つの言葉と重なったので、あらためてハッとした次第です。
一つは「自他共楽」という言葉で、これは私が高校、大学、そして会社に入ってからの一時期も習っていた少林寺拳法の修行目的の一つです。「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」、即ち、自分と同じように他人もたいせつにして、他人の幸せも考えて行動する、ということです。
もう一つは「自利利他公私一如」というもので、私が昨年末まで勤めていた会社が属する企業グループの事業精神を表す言葉の一つです。企業の事業精神なので、後半の「公私一如」は私企業の利益は公益と調和せねばならないといった、些か産業界的な意味合いになりますが、前半の「自利利他」こそ上述の人権教育の目標に連なるものではないかと思いました。
私が今まで接してきた世界でのキーワードが、府立学校長研修での学びと結びついたので、勝手ながら自分の思いを書かせていただきました。まだまだ未熟者ですが、特に「利他」の心は忘れぬようにしていきたいと思います。