中間考査が終了し、来週の体育祭に向けた躍動感が校内に戻ってきた昨日の月曜日、我が校の卒業生9名の教育実習がスタートしました。通い慣れた母校ではありましょうが、自身が生徒の立場から、今度は生徒達から「先生」と呼ばれる立場となり、実習生それぞれにいろいろな思いを抱く中での登校になったものと思います。今日から実習が本格的に始まります。それぞれが指導の先生方のサポートを得て、様々なことを学んでいきますが、気持ちとしては、武道や茶道、華道といった「道」が付く世界での修行でよく言われる「守破離」の、まずは「守」の部分、すなわち指導の先生方を真似することで学ぶ、ということを意識してくれればと思います。
実習生には、来年4月から何とか教師になって頑張ろう、そのための教育実習だ、と位置付けて臨んでいる人もいれば、教師になるかどうかは少し先に考えるとして、まずは教職免許を取得しておきたい、という思いで教育実習に向き合う人もいるでしょう。思いは様々でしょうが、実習生の皆さんにはどうかこの2ー3週間は実習に没頭し、見聞きし感じるすべてのことを吸収してください。そういった実習を経て、先ほど述べた前者の方はもちろんですが、後者の方も「やはり直ぐに教員になろう、なりたい」と思ってくれたら嬉しいです。実習修了後の、実習生の成長した姿を見るのが今から楽しみです。
