2月28日に1年生を対象にしたキャリア教育プログラムとして、MiraiSchoolを開催しました。
私の前職である住友商事は、社員が実際に高校を訪れ、自らの体験談や仕事観を話すことにより、高校生に将来やキャリアについて考えるきっかけを提示し、未来を担う次世代人材の育成支援を目指しています。激変の時代の今こそ、若者には自ら主体的に考え、社会的自立に向けた力を育んでいってほしい、自分の可能性を狭めずに挑戦してほしい、という思いをこめて住友商事グループ社員が各地の高校生と対話をするキャリア教育活動がMiraiSchoolです。私自身も3年前に講師として栃木県立小山高校にお邪魔した経験があります。大阪府立高校の校長に就任することが決まった時に、住友商事の担当部署には「私が赴任する高校で必ずMiraiSchoolを実施してほしい」とお願いしており、今回その願いが叶ったものです。
当日は住友商事関西支社から3人の社員の方々をお迎えし、MiraiSchool事務局を担当するプラスエム社の素晴らしいfacilitationのもと、お三方から住友商事とその事業内容、各々の方の業務内容や経験に裏打ちされたエピソード的なお話、更には高校時代のご自身も含めた自分史の振り返りや、箕高生へのアドバイス等、多岐に亘る貴重なお話を伺うことができました。直後に一部垣間見た、あるクラスの感想からも、生徒のみんなが何かを感じ取ってくれた2時間だったと確信しました。また、今は感じるところが薄くても、いつか今日の話が思い出される時がくるのではと、信じています。住友商事の皆さん、事務局の皆さん、ありがとうございました。
今回のMiraiSchoolで今年度のキャリア教育授業は一区切りです。来年度以降も続けていきますが、既に箕面高校の同窓生の方々が3名、講師として立候補してくださっています。私自身の知人ネットワークも駆使して素晴らしい講師の方にお願いしていく所存です。少しでも箕高生の心に響くことを願って。
