今年の夏休み期間に、海外や国内で、学校の外の空気に触れた生徒たちが校長室に報告に来てくれました。夏のオーストラリア研修に行った1‐2年生が1名ずつ、おおさかグローバル塾からリーズ大学に行った3年生1名、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」に応募し、選ばれてハワイに1か月近く滞在した3年生1名と、関西学院大学と日本貿易会傘下のABICの共催による、「高校生国際交流の集い」に参加した3年生2名、1年生2名の全部で8名の生徒たちです。皆がそれぞれの目的意識を持って臨んだ研修でしたが、英語力の着実な向上を自ら肌で感じた生徒、一層英語を勉強せねばと痛感した生徒、日本を外から客観視できた生徒、他校の生徒達とのふれあいの中で大いに刺激を受けた生徒、ホームステイしたことで今更ながら自分のことを自分でやることの必要性や重要性を体感した生徒など、各人研修参加前よりも成長した自分を感じてくれたようです。ハワイに行った3年生からは、英語力の伸長を感じながら、先の大戦を米国視点から俯瞰できたこと、パールハーバーを経験している日系人の方とお話しできたこと、戦艦ミズーリの清掃ボランティアに参加したことで、そこで働いている方々とランチをご一緒しながら様々なお話が聞けたこと等、所期の目的を達成することができたとの力強い報告もありました。
皆それぞれが、今いる場所から一歩踏み出して道の世界を感じたことはとても素晴らしく、かけがえのない経験になったものと思います。今回の思いを胸に、これからの人生に役立てると同時に、周りの友人たちにも楽しかった思いを伝播していってほしいと願っています。