【校長ブログ】台湾修学旅行 雑感


先週の木曜日(24日)に3泊4日の台湾修学旅行を終え、無事帰国しました。道中、体調を崩したり、怪我を負ったりした生徒もおり、都度先生方や看護師の方のサポートを得ましたが、最終的には大事なく、全員無事に関西空港に戻ったことが、団長としての最大の安堵かつ喜びであります。
出発前に中国の軍事演習隊に取り囲まれた台湾でしたが、そういったことは街中からは全く感じず、従来通りの活気のある街でした。その街に設立されて50年近く経つ南港高級工業職業学校との学校交流は、生徒たちのみならず、小職にとっても大変意義のあるものでした。3学年で65クラス、2,050人の生徒を抱える校長先生が自信を持って学校運営を進めておられる姿がとても印象的で、勉強になりました。また、現在の台湾を代表する世界企業である、半導体受託製造会社のTSMC社にも15名の生徒と共にお邪魔しました。実際に訪問したのはTSMC Museum of Innovationという、本社の一角にある見学者用のギャラリーです。1時間半の滞在でしたが、短い時間の中で生徒たちも半導体のことやTSMCの歴史や現在の立ち位置を理解してくれたことでしょう。最後にTSMC製造の最新半導体を使用したVR体験をさせていただきましたが、リアリティ度合が高すぎるのか、少し車酔いのようになりました。
台湾は初めてという生徒たちがほとんどの様で、五感で感じるものすべてが初体験、中華料理の独特な匂いに気持ちが萎えてしまった生徒も少なくありませんでしたが、これもすべて経験です。ひょっとしたら、次の訪問の際には慣れて美味しく感じるかもしれません。すべてが貴重な経験として生徒たちの糧になったものと思います。何よりも、この修学旅行を通じて仲間たちとの絆も深まったことでしょう。その思いを胸に、箕面高校生活の後半を有意義に過ごしてほしいと心から願っています。