先週の1-2年生の「総合的な探究の時間」に、外部の方々から新しいテーマをいただきました。2年生に対しては、アパレルメーカーのURBAN RESEARCH社(U-R社)から、新しい製品やサービスの提案をしてほしい、また1年生には、箕面市役所 地域創造部 箕面営業室から、最盛期より年間100万人減少した箕面市への観光客の数を復活させるにはどうしたら良いか、費用対効果も考慮して提案してほしいとのテーマです。
いずれも簡単ではないテーマですが、1-2年生の柔軟な頭と、今まで学んだ各教科、科目の知識、更にはそれらを存分に絡めて考察する中で、それぞれの依頼者から「なるほど、それは面白い」と言っていただけるような提案を検討してほしいと思います。実現可能で効果が見込まれる提案は実際にU-R社や箕面市で活用される可能性があります、と聞くとやる気が増し、夢も拡がりますね。どんな提案が出てくるか、私も楽しみにしています。
探究授業については、先日の1年生の「みのおキューズモール」(東急不動産SCマネジメント社)の売上拡大提案の発表会で、私の考えを述べました。こういった課題に対する答えを模索する時には、今まで各自が学んだ各教科や科目に関わる知識(タテ)をベースに、それらにヨコ串をさして、縦横無尽的に結び付けて考察を加えていくことが、様々な角度から検討した上での成案に繋がっていくし、その考察の過程こそが財産になります。そしてまた、ヨコ串をさす中で、タテ(教科、科目)の知識や考える力を充実させることの必要性にも気づき、実際にそのタテの柱も太くなっていくのです。
探究授業内容の更なる充実を図るのは我々教員側が主担当、それを最大限活用して自身の成長に繋げるのは生徒諸君が主担当です。探究授業を通じて、生徒も先生も成長していく、そんな箕面高校でありたいと思っています。