【校長ブログ】令和6年度第2学期 終業式


本日、2学期の終業式を行いました。昨年の記録を見ると、この2学期の終業式に、コロナ禍後、久しぶりに3学年がそろって体育館で終業式を行うことができたとあります。年が明けた始業式は、共通テストを前に3年生を集団の場所に集めることは避けたいので放送での始業式となる、従いこの終業式が現3学年が一堂に会する最後の機会です、といったお話もしました。今日の終業式もそのような位置づけと思っていましたが、学級閉鎖が出ているようなインフルエンザ流行の状況下、やむを得ず、放送による終業式を選択しました。ただ、気持ちを伝えるべくいつもよりも元気に明るく、下記のようなお話をしました。
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皆さん おはようございます。ここへきて急に冬らしい寒い日々となりました。季節感について皆さんがどう感じているか分かりませんが、私は昨今は、いわゆる日本の秋という季節がとても短いなと感じています。更にいうと、春も短くなっていると思います。私の勝手なイメージですが、昔は春夏秋冬3か月ずつ、という感じでしたが、今は春夏秋冬の順に2・6・1・3か月といった具合と感じています。これは間違いなく地球温暖化の影響でしょうね。魚の取れる場所もどんどん変化しているようです。ちょっと恐怖さえ感じます。60年以上、地球温暖化に悪影響を与えてきた一人の人間として、今後は地球温暖化の進みを止めるべく、日々の生活においてしっかりと意識し、できることをやっていきたいと思います。
冒頭から少し硬い話になりましたが、さて、8月末から4か月近くに亘った皆さんの第2学期が、今日で終わります。2学期は、3年生は文化祭で全校を盛り上げてくれた後は、進路に向けて大きく舵を切った時期であったと同時に、仲間との残り少ない日々を大切に過ごした時だったと思います。2年生は修学旅行という大きな行事を経て、見聞や仲間との絆が深まり、またクラブに属している人は部の中心として忙しい日々だったのではと想像します。また、1年生は、生活面や学習面で箕高生としての自覚を深めてもらい、また生活も軌道に乗った日々であったと思います。

さて、3年生の大半はここからとにかく進路実現に向かってまっしぐらですね。体に気をつけて全力で頑張ってください、と言って励ますくらいしか私は出来ませんが、ここでもう一度私が、10月末のキャリア教育の時にも言った、一つの方程式を思い出してください。それは、物事の結果イコール能力 X 熱意 X 心の在り様、心の持ち方というものでした。最後のポイントが大切です。苦しい時もありましょうが、プラス思考で前向きに、自分の成長を楽しんで頑張ってください。ここから皆さんは間違いなく伸びます。また、既に進路が定まっている3年生もいますね。みんなも、ここから春までの努力が極めて重要です。次のステップでやりたいことを思い描きながら、しっかりと高校の総仕上げを進めてください。なによりも、真面目に一生懸命に立ち向かっていく人に光は輝きます。健康にはくれぐれも留意してベストを尽くしてください。
2年生と1年生は、来年に向けてこの年末年始は、今一度自分の現状を振り返ってみてください。生活面、学習面等で、自分が思い描いていた状況にあるのであれば、来年はさらにその調子を上げていきましょう。必ずしもそうでない人は、来年に向けた課題認識と目標設定を始めましょう。社会人が仕事を進めるにあたり、PDCA(Plan、Do、Check、Action)という言葉を使いますが、これは生徒の皆さんにも重要なサイクルです。マインドとしてしっかりと植え付けておくと良いと思います。
そして今年もあと1週間になりました。楽しかったこと、嬉しかったこと、ちょっと辛かったこと等、いろいろありましょうが、それらすべて我々が人生を紡いでいる証拠。頑張った自分を褒め、周りの人に感謝し、そして言わなければいけないけれど言えていなかった「ごめんなさい」があるとしたらそれも今年中に言ってしまって、新しい年を迎えましょう。年明けに元気にお会いできることを楽しみにしています。
それでは、I wish you all a Merry Christmas and a Happy new year!
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校長ブログを読んでくださった皆様、良いお年をお迎えください。